2010年10月6日水曜日

長期優良住宅 賃貸

ある案件を見学。

バルコニー部分からアクセス出来るメータボーックスを設置。そこに、共用配管(給排水)を設けている。

そのメーターボックス脇の床スラブは30cmほど下がっており、部屋からの排水管の接続ピットとなっている。蓋は、3-4cm厚程度の鉄製フレームにコンクリートを打ったもので、30cm*90cm程度の大きさ。ネジ式の取手がついている(ネジを緩めて出てきた部分を取手にする)。

ピット部分は基本的に外部になるので、その蓋の目地部分から水が入り込むおそれがあり、内部はパラテックス防水を設置している。防水をした後に、配管をしている。ドレンが設置してある。
耐火二層管を使用。


配管は排水ヘッダーで接続している。しかも、一度生活雑排水を排水ヘッダーで集約して、その後生活雑排水と汚水を縦配管で集約している。

部屋内部では、排水管は基本的にジョイント部を持たないので、ユニットバスの出口の排水管の部分には点検口を設けてあるが、それ以外は、キッチン内部の点検口と、防水パンの下のみ。
キッチンからの排水は防水パンの下部を通っている。



空調は、お風呂と便所とレンジフードは機械排気。および壁付けの自然給排気。
給気は、壁付けタイプの機械給気にて24時間換気を行っている。
同時給排というシステムはとっていない。
そのため、扉のアンダーカットの他に、壁に7cm*30cmの開口を開けている。


PS、洗濯パンのライニング、ユニットバスの壁には5cm程度の穴で気孔付蓋を設置して開口を設けている。


壁は、S1工法で熱橋を補強。下が共用部分のところは、床だけでなく、内壁の下部の下部にも熱は熱橋がでてくる。そのため、木軸でフカシ壁を設置している。(壁の段差がでると違和感がでる)
熱橋部のS1工法と木軸壁の界は目地を設ける。
クーラー設置部分の下地と壁の間も目地。これにより、クラック防止と、下地のある場所の明示を行える。

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